顎関節症について
太田新田歯科医師会
尾島デンタルクリニック
院 長 林崎雅樹
顎関節症について
今日は日本に悩んでいる方が4万人いると言われている顎関節症についてお話ししたいと思います。
いわゆる「あごが痛い」「あごが鳴る」「口が開けづらい」という症状があれば、顎関節症かもしれません。
先ほど4万人という数字が出ましたが、顎関節症は成人の約半数が経験しているとも言われていまして、私自身も数年前に悩んでいた時期があります。
お子様からお年寄りまで幅広く見られる疾患ですが、特に多いのは10代半ばから20代で、女性が男性の2~3倍多いというデータもあります。
自分で出来るチェック法と自分でできる治療法をご紹介します。
- 口を大きく開いたとき,人差し指から薬指を並べた3本指を縦にして入りますか?
- 口を大きく開け閉めした時,あごの痛みがありますか?
- 口を大きく開いたとき,まっすぐに開きますか?
- 干し肉,するめ,タコなど硬いものを食べるとあごや顔が痛みますか?
これらに当てはまるものが多いと、顎関節症かも知れません。
悩んでいる方のために、自分ですぐにできる予防法をご紹介します。
- 日常のストレスを少なくする
- 頬杖をやめる
- 睡眠時の姿勢に気を付ける(うつぶせ寝や手枕など)
- 日中の食いしばりをしない
- 片側の咬み癖をやめる
こういった予防法に気をつけていただいて、改善しない場合は歯科医院でご相談ください。