自分のお口の中をご存知ですか?

平成26年5月20日

6月1日(日)歯と口の健康フェア告知!

今回は自分に合った歯の磨き方をお話しさせて頂きます。

通常、成人(大人、永久歯の場合)のお口の中には28本の歯があります。上下左右の親知らずを合わせると32本になります。

まれに、生まれつき歯の数が少なかったり、多かったりする場合もあります。

現在、ご自分の歯が何本あるかおわかりでしょうか?

歯科治療では、虫歯や歯周病、あるいは事故やケガなどにより、歯を抜くことになってしまった場合、歯が無くなった部分を補う治療が必要となります。そういった治療を補綴治療といいます。Brや義歯(入れ歯)を作る治療です。インプラント治療もそのひとつです。

Brとは、無くなってしまった歯の両隣の歯を被せてつなげ固定するものです。無くなった歯の部位や残っている歯の状態により、つなげる本数が増えることもあります。

義歯(入れ歯)とは、今回は特に部分入れ歯の事になりますが、無くなってしまった歯の前後、或いは他の部位の歯にバネをかけて装着して使用する取り外し式のものです。

以前も歯磨きのお話、特に糸ようじ(デンタルフロス)の使い方のお話をさせて頂きました。

Brの治療をした場所は歯と歯がつながっている為、糸ようじ(デンタルフロス)を使って歯を磨くことができません。矯正治療の装置(ワイヤー)をつけている場合も同様です。その場合歯間ブラシを使って歯と歯の間の汚れを取り除きます。また、細かい所を磨くヘッドのとても小さな歯ブラシを使うことをお勧めします。

義歯(入れ歯)の場合は、食後に義歯をお口の中から外して、歯を磨きます。特にバネのかけてある歯の周りはとても汚れが残りやすい場所ですから、注意して磨いてください。そして義歯もブラシで磨き汚れを取ります。義歯専用ブラシや義歯洗浄剤を使用するとより効果的です。

歯ブラシにはいろいろな種類があります。歯の溝の部分や、歯茎より上の部分は普通か少し硬めのブラシ、歯と歯茎の境目を磨くにはやや柔らかいブラシと使い分けることも必要です。あまり大き過ぎる物も上手く磨けないことがあります。歯間ブラシも同じで、細い物、太い物、また形態も様々です。場所によって歯と歯の間の広さが異なるので、サイズの合った物を使用して下さい。

お口の中は皆さんそれぞれ状態が違います。お話ししたような歯の磨き方は、解っていてもなかなか難しいものです。時間がかかるとは思いますが、どんなブラシを使って、どのように磨けば上手に出来るか根気よく、歯科医師や歯科衛生士に指導してもらいましょう。