根の治療は治りにくい!?

歯の神経をとって根の治療をした事がある人は沢山いると思います。大半はむし歯が大きく進行して痛みをとるために行いますが、神経をとった後の歯は色々な症状を出したりする事があり、予後がよくない事が多くあります。

ではなぜ予後が悪いのか?  なぜ神経をとったのに痛みが出るのか? 

神経をとった後、根の中は空洞になります。根の治療により、その部分をきれいにし、お薬をつめて空洞を埋めて行きます。

前歯などは根の数や神経の通り道が1つしかないのですが、奥歯になると、根の数が2~3本あり、それに伴い、神経の通り道も2~4本と増え、さらに通り道自体もかなり狭くなっていきます。

我々歯科医師は、針の様に細い器具を使い、神経の通り道をきれいにして行きます。

しかし、根の中は複雑に曲がっていたり、奥の方でさらに枝分かれしていたりする場合があり、器具が届かない所も出てきます。

この様な根っこの先端部分に細菌が感染する事により腫れが出たり、痛みが出たりします。

一度、根の治療を終えた歯にこの様な細菌の感染が起きた場合、通常は被せ物を外して、根の中につめたお薬を取り除き、根の中の消毒を行います。

しかし、一度感染した歯は先ほどお話した根の中の複雑な形態により治療の器具が届きづらく、完治が難しいのです。

その他にも根っこが割れてきてしまい、痛みや腫れを出す事もあります。

根っこが割れてしまった場合は、残念ですが抜歯の選択肢になります。

いずれも、神経をとった事が原因になってきますので、神経をとらなければならない様な大きなむし歯ができる前に、できれば数か月に1回、定期的に歯医者さんに行って健診を受けることをお薦めします。

とやま歯科クリニック  戸山慶太

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