長生きしたければ 歯医者に行こう!

長生きしたければ 歯医者に行こう!~ 歯や歯肉 と 全身疾患の関係 ~

太田新田歯科医師会

大木歯科クリニック

大木晴伸

歯肉と心臓や脳  歯とボケが密接な関係にあることをご存知ですか?

最近口の中の問題と全身疾患の関係についてマスコミで取り上げていただくことがしばしばあります。しかしながら残念なことに 一般の方にはまだまだ十分には広がっていないようです。我々が患者さんの診療をする際、問診で既往歴つまり「今まで何か病気にかかられたことはありますか?」と聞いても、患者さんが自らの判断で「これは歯に関係ない」と考え、申告してくださらず、治療が進むうち何気ない会話に中で「えっ、そんな病気になったことがあるのですか?」ということがあります。

例えば 骨粗しょう症で3年以上BP製剤という薬を服用されている方が歯を抜くと、顎の骨が腐ってしまうという副作用が出ることがあります。また場合によっては重症の歯周病でも同様のことが起こります。ですから、患者さんからのそのような情報は、診療するうえで大変重要になってきます。

また重症の歯周病でかつ重い糖尿病に罹っている方が、糖尿病の治療を新たな治療を加えなくても歯周病を改善しただけで 糖尿病も改善することもしばしばあります。

歯周病は、心筋梗塞や脳梗塞 脳出血にも大きな影響があります。さらに咬み合わせが悪いと、アルツハイマー病の原因である アミロイドβが生成されやすく、つまりボケ易くなります。

トヨタグループに健康組合がいくつもあるそうですが、組合間で比べると歯科のレプト点数が低い組合は、医科の点数が高く、反対に歯科の点数が高いところは、医科が低いそうです。つまりお口の中をきちんと管理し、何かあれば早期に治療しておけば、体全体の健康に良い影響があり、お医者さんにあまりかからなくてすむということが、統計的に結果が出ているということです。

歯科の治療というと、エアータービンという「キーン」いう音が出るドリルと痛みを思い浮かべ、、むし歯があるとわかっていても痛くないと「もう少し様子を診ます」と言って治療をしない方がいますが、虫歯も歯周病も治療しなければ決して治らず、自然治癒などありません。放っておけばどんどん悪化し、より治療が困難になるだけです。

口腔ケアの大切さを是非理解していただき、問題の早期発見早期治療を心掛け、お口の健康を保つことが、全身の健康につながりますので、健康で長生きするために、定期的な歯科健診を是非受けてください。

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