太田新田歯科医師会について

太田新田歯科医師会

えん歯科クリニック

院 長 丸山 亮

太田新田歯科医師会について

 

今回のテーマは、我々太田新田歯科医師会の取り組みについて、ご紹介させていただきたいと思います。

FM TAROさんで約10年、毎月第3火曜のこの時間に、様々な歯の問題や治療について、レントゲンや口腔ケア用品についての説明と紹介、時には口腔と全身疾患との関連について紹介してきましたが、そもそも我々、太田新田歯科医師会についてご紹介させていただいたことがございませんでした。

太田新田歯科医師会では、リスナーさんをはじめ、市民の皆様のために様々な取り組みがございます。先日、学習文化センターで行われた市民公開座の話を中心に歯科医師会の取り組みついて、説明させていただきたいと思います。

 

本会は太田市およびみどり市笠懸地区にある歯科医院、119件124名の会員で活動しております。

地域の皆様の健康のため、学校巡回活動、1歳6ヶ月児健診、2歳児健診、3歳児健診、歯周疾患検診をはじめ、数々の事業を行っております。

皆様のために身近に役立つことができる事業として、

本会では例年、「6月4日のむし歯予防デー」にちなみ6月第一日曜日にイオンモール太田2Fイオンホールにて、「歯と口の健康フェア」を、開催しています。市民の方々への歯科情報の提供、口腔ケアに対する意識の向上をして頂くことを目指したイベントです。(今年は1500名の来場)

また、「11月8日のいい歯の日」にちなみ  11月第二土曜には学習文化センターにて、市民公開講座を開催しています。

 

先日の市民公開講座には、約200名が来場いただきました。今年のテーマは太田市の歯科訪問診療-歯科医がおうちにやってくると題して、新井町の田中歯科医院、田中靖人先生と浜町のあおい歯科・武正道代先生、お二人の先生が市内の訪問診療の現状と実際について講演させていただきました。

テーマがなかなか耳慣れないもので、往診のことでしょと思う方もいるかもしれませんので、簡単にご説明させていただきます。

往診も訪問診療も在宅医療の一つです(診療する場所の違いで、外来・入院・在宅)。医師が、診療上必要があると判断したとき、予定外に患者さんの自宅などに赴いて行なう診療が「往診」です。

これに対して、在宅医療を行なう患者さんで、疾病や傷病のため通院が困難な方に対し、医師が、あらかじめ診療の計画を立て、患者さんの同意を得て定期的に(たとえば1週間に1回あるいは2週間に1回など)患者さんの自宅などに赴いて行なう診療が「訪問診療」です。

看護師が訪問してケアを行う訪問看護、理学療法士や作業療法士が行う訪問リハビリテーションのほうが、もしかしたら身近かもしれませんが、我々歯科医師が訪問して治療するのが歯科訪問診療になるわけです。

この度、太田新田歯科医師会では、在宅歯科医療連携室を立ち上げました。このラジオをお聞きになって、ご家族・お知り合いの方で歯科通院にお困りの方がいらっしゃいましたら、歯科訪問診療について、ご依頼・ご相談をご検討ください。

0276-45-7320番もしくは太田新田歯科医師会のホームページをご参照ください。

 

この二つのイベントに加えまして、当会で力を注いでいる事業に休日診療がございます。

当会の会員が当番制で担当し、日曜祝日、お盆(8/13~16)、年末年始(12/29~1/3)に、午前10時~午後1時まで、応急処置が主体ですが、歯科医師会館内で診療を行っております。

近年日曜祝日も診療している医院もございますが、かかりつけ歯科医院がある中で、別な医院にかかるのは後ろめたかったり、拒んでしまったりするのは当然と思います。しかし症状が我慢できない、不安が強いなど緊急対応が必要かもしれない場合の受診には、当会の休日当番をぜひご利用ください。

詳細については、ホームページ、市広報に記載がありますので、そちらを参考になさってください。

 

他にも当会では、口元から全身の健康を創造する活動をたくさん行っております。

ご興味を持っていただけた方がいらっしゃいましたら、ぜひ来年の歯の健康フェア、市民公開講座へ足を運んでいただけると、我々の原動力にもなりますので、よろしくお願いいたします。

6歳でなぜ萌えないの?6歳臼歯~注意信号を見逃さないで

太田新田歯科医師会
ちえ美歯科医院
院長 大住 智恵美

 

6歳でなぜ萌えないの?6歳臼歯~注意信号を見逃さないで

皆さんこんにちは。10月になり来年度に小学1年生になる児童たちの健診である就学時健診の季節になりました。

私共歯科医は、虫歯や歯肉炎の発見だけでなく、顎や歯並びの異常もチェックいたします。

個人差があるから、などの理由で顎や歯並びの異常を経過観察したままにしていませんか?そこで、児童における歯並びの異常について最近際立って多くみられる現象とその注意点について今日はご説明したいと思います。

① 6歳児において6歳臼歯が萌えてこない、

② 7、8歳で乳歯の前歯が抜けていない、ぐらついてもいない、あるいは乳歯がぐらついていないのに永久歯が萌えてきてしまっている

これらは、その年齢において6歳臼歯や永久歯の前歯がはえきるだけの大きさの器に顎が成長できていませんよ、顎が小さいですよ、という大切なサインです。おおむね下の6歳臼歯が先に萌出し、その3,4か月後に上の6歳臼歯がはえてくればほぼOKです。

そして前歯に関しては永久歯の前歯4本がきれいに並ばない場合は顎の成長が遅れている可能性が非常に高いです。まずはこの経過地点を見逃さないようにしましょう。ゲームなどなかった時代、木登り、鬼ごっこ、泥んこになって子供たちは外で駆けずり回って遊んでいたものでした。

また、食事に関しても、現代では柔らかく、口に入れたらとろけるような感触のものが美味であると傾向が大幅に変化しています。このような生活の変化が顎の成長に影響を及ぼしていると推測できます。

顎だけ大きく成長させる、というのは自然の状態では非常に難しいので、全身の骨格を鍛えることが重要です。できれば、小学校に上がるまでは、ゲームや室内中心の遊びではなく、外で思いっきり遊ばせてしっかりとした骨格を形成させてあげるようにしましょう。

③ 中には9歳や10歳になっても上の6歳臼歯がはえてこないケースも見られます。

これは、下の顎に比べて上の顎の成長が遅れているという大切なサインです。上の顎は頭蓋骨に付随している骨です。頭蓋骨は6歳において成人の約90%にまで成長しています。そのため上の顎も頭蓋骨の成長の影響を受け、6歳児で成人の約80~90%にまで成長し、小学校高学年あたりになると成長が止まり始めます。

それに反して下の顎は成長ホルモンの影響を受けますので身長が伸び続ける限りは成長し続けてしまいます。したがって上の顎が小さいのにも関わらず、その状態を放置してしまいますとアンバランスな顔面になるだけでなく歯並びの異常も顕著に表れてきます。

特に日本人や韓国人、などの東洋人は、欧米人に比べると中顔面の前方への発達成長が遅れていて上の顎が小さい傾向に見られます。

この事実を踏まえますと、6歳でスクリーニング検査をした結果、特に上の顎が小さい場合は早期の治療が必要と思われます。6歳、もしくは小学校低学年での早期の発見であれば、成長期にある児童の成長を利用して顎の成長を加速させるような治療方法も可能です。

このような治療方法を用いることのできる専門医も増えてきていますので、少しでも心配なことがあれば、早期の受診をお勧めします。

 

 

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