エフエムTARO 2017 放送内容

その入れ歯本当に咬めていますか?

太田新田歯科医師会

藤平歯科医院

院 長 藤平 哲

その入れ歯本当に咬めていますか?

歯を失ってしまった場合の治療の一つとして、入れ歯を使用することがあります。多くの歯を失った場合は大きな入れ歯になり、すべて無くなってしまえば総入れ歯になります。入れ歯が合っていれば痛みはなく、違和感もほぼなくなり食事の制限もかなり少なくなります。

今回のテーマはここからです。

入れ歯の歯は主にレジンで出来ています。使用していると少しずつ擦り減っていきます。変化が少しずつな為、長年使用していても気が付くことは少ないと思います。

現在使用している入れ歯の歯の形を確認してみてください。もとの歯の形態が崩れていたり、平らになってしまっている場合注意が必要です。その入れ歯は奥歯の上下の接触が失われている場合があります。

ではどうやって食事をしているのでしょうか?歯が擦り減ってしまったため咬みたい位置ではなく、咬める位置を探して顎をずらして咬んでいるのです。

これが後に歯ぐきや顎の関節に悪影響を及ぼします。結果、その癖が長い人ほど新しい入れ歯に違和感があります。理由は今までの入れ歯と新しい入れ歯のかみ合わせの位置が違うからです。新しい入れ歯のかみ合わせは、理想的な位置を基準として作製しますので現在の入れ歯の噛む位置とのズレが大きい人ほど馴染むまでの時間が長くなります。

ですので、現在使用している入れ歯に異常を感じていなくても、時々噛み合わせをチェックして必要があれば調整をしてもらってください。

しかし調整しても完全には噛み合わせの位置をキープし続けることは難しいと思います。私の提案としては何度も調整を繰り返す前に新しい入れ歯を作製し、違和感やあごのズレを最小限に止めることをお勧めします。

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