虫歯になりにくい子
太田新田歯科医師会
MK歯科クリニック 増田康展
生後間もない赤ちゃんには虫歯菌はいません。
虫歯菌は人(特にご両親)からうつります。最も虫歯菌がうつりやすい期間は生後19~31か月の間(1歳半から3歳)と言われ、うつるのが遅いほど虫歯になりにくくなります。
お子様とのお箸の共有や、砂糖の摂取を控え、ご両親ご自身の歯のケアもしっかりとする事が虫歯からお子様を守る近道と言えるでしょう。
ただし、あまりとらわれ過ぎずにスキンシップは大切にして下さい。
砂糖の摂取量が気になる場合は、虫歯の発生を防ぐ天然甘味料のキシリトールを使用した食材(おやつ等)を食べることをお勧めします。
砂糖は虫歯菌が分解・発酵させ酸を作りだし、歯の表面が溶かされて虫歯となります。一方キシリトールは酸が発生しない上、唾液中のカルシウムが歯の表面と結び付き再石灰化を活発にします。
キシリトールは口の中に長く留まらせないと効果がないため、キシリトールガムやタブレットを上手に使って虫歯予防をしましょう。
そして、定期的にかかりつけ歯科医院を受診してお口の健康に気をつけましょう。