歯ブラシ選びについて

皆さんの使っている歯ブラシですが、一般的に商品化されたのは、明治40年頃です。柄の部分は、動物の骨で出来ており、毛は動物の毛を使っていました。

当時は、手作りで職人さんが作っていました。

昭和20年頃に、合成繊維を植毛した歯ブラシが登場しました。

昭和30年頃には、現在と同じナイロンを植毛した歯ブラシが続々と登場しました。

それから昭和50年頃からは、ヘッドや毛先のカットを工夫した商品が登場しました。

平成に入ると、一気に多様化します。電動歯ブラシ、歯周病予防、フッ素入り歯磨き粉との相性を考えた歯ブラシなど、それぞれのライフスタイルに合わせた商品が様々でてくるようになりました。

現在では、毛の部分のナイロンの直径は、約0.3mm~わずか0.02mmの細さまであります。

 

そこで歯ブラシの選び方ですが、柄は持ちやすい物、ヘッドは奥歯の裏も磨ける大きさがベストです。

購入先は、スーパー、ドラックストアで販売している商品も悪くはありません。

電動歯ブラシ、超音波ブラシにおいては、現在非常に優れた物もあります。

ただ、良い歯ブラシでも必要な所に当てられなければ意味がありません。

まずは、手磨きをマスターしましょう。

 

おすすめは、歯科医院で販売されている歯ブラシです。

各メーカー歯科医院専用歯ブラシを出しています。

歯科医院専用歯ブラシは、派手さはありませんが、ナイロンの質、ヘッド、柄の形状など、非常によく研究、開発されています。

 

そして、歯科医院でブラッシング指導を受けたことがない方は、是非歯科医師または歯科衛生士からの指導を受けてみましょう。

むし歯予防、歯周病予防をすることにより、学校や仕事、対人関係など、生活の質が向上されるでしょう。

歯ブラシとデンタルフロスなどと併用されることもおすすめです。

最後に、むし歯予防にはフッ素入り歯磨き粉を使用することが、重要になります。